iPhoneの使い勝手をカスタマイズできる、AssistiveTouchの「カスタムアクション」とは 使い方とオススメ設定を徹底解説

2018-04-23 18:07
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iPhoneの使い勝手をカスタマイズできる、AssistiveTouchの「カスタムアクション」活用術 使い方とオススメ設定を徹底解説

iPhoneのホームボタンやサイドボタンを押すのが難しいときや効かなくなったとき、それらの代用として使われているのが「AssistiveTouch(アシスティブタッチ)」です。オンにすると、画面にボタンが出現し、メニューからiOSのさまざまな機能を呼び出すことができます。

iOS11では、AssistiveTouchがさらに使いやすくなりました。「カスタムアクション」機能が追加され、4つの操作にAssistiveTouchの機能をひとつずつ割り当てられるようになったからです。割り当てられる機能は豊富で、うまくカスタマイズすれば便利に使えます。iPhoneの操作に不満を持っている人も、試してみる価値があります。

そこで今回は、AssistiveTouchのカスタムアクションについて徹底解説します。

検証端末:iPhone X(iOS 11.1.2)

AssistiveTouchのカスタムアクションとは

iPhone:AssistiveTouchボタン

丸いAssistiveTouchボタン

iOS 11で追加されたカスタムアクションは、AssistiveTouchボタンをタップしたときの動作をカスタマイズする機能です。カスタムアクション機能では、「シングルタップ」「ダブルタップ」「長押し」「3D Touch」の各操作ごとにAssistiveTouchの機能を割り当てられるようになっています。AssistiveTouchのメニューを一旦開くことなく、好きな機能をタップやダブルタップで呼び出せるわけです。

割り当てられる動作は以下のとおり。ホームボタンやサイドボタンが効かないときの代用だけでなく、いろいろな機能が利用できることがわかります。

カスタムアクションに割り当てられる機能 一覧

  • メニューを開く
  • ホーム
  • 通知
  • Siri
  • コントロールセンター
  • 画面をロック
  • 音量を上げる
  • 音量を下げる
  • 消音
  • アクセシビリティショートカット
  • シェイク
  • マルチタスク
  • スクリーンショット
  • 画面の向きをロック
  • ピンチ
  • 3D Touch
  • ダブルタップ
  • SOS
  • 解析
  • 簡易アクセス
  • 再起動
  • Apple Pay
  • 画面の読み上げ
  • そのままAppに伝える

なお、iOS 10以前でもAssistiveTouchのメニュー構成をカスタマイズすることはできましたが、ボタン操作の仕方ごとに異なる機能を割り当てられませんでした。iOS 11でカスタムアクション機能が導入され、AssistiveTouchの利便性が大きく向上しました。

iPhone:iOS 10におけるAssistiveTouchの最上位メニューのカスタマイズ

【iOS 10】AssistiveTouchのメニューをカスタマイズできたが、カスタムアクション機能は存在しなかった

カスタムアクションを設定する方法

iPhone:AssistiveTouchのカスタムアクション

「設定」アプリの[一般]→[アクセシビリティ]→[AssistiveTouch]を開きます。もし「AssistiveTouch」画面で[AssistiveTouch]がオフになっていたら、オンに切り替えてください。

次に「カスタムアクション」のブロックにある4つの操作にAssistiveTouchの機能を割り当てます。まず、[シングルタップ]をタップしましょう。

iPhone:AssistiveTouchのカスタムアクション

「シングルタップ」画面に移動したら、AssistiveTouchボタンのシングルタップに割り当てる機能を選択します。ここでは当初[メニューを開く]に設定されていましたが、今回は[ホーム]を選択することにします。あとは同様にして「タブルタップ」「長押し」「3D Touch」をタップし、同じように機能を割り当てます。

iPhone:AssistiveTouchのカスタムアクション

各動作に機能を割り当てた

「ダブルタップ」「長押し」は使い勝手を変更できる

「ダブルタップ」と「長押し」は使い勝手を調整できます。

うまくダブルタップにならなかったり、長押しが発動する必要時間を変えたければ、設定を変更してみるとよいでしょう。

iPhone:AssistiveTouchのカスタムアクションiPhone:AssistiveTouchのカスタムアクション

左:ダブルタップ:タップ間隔を調整できる右:長押し:長押しと判定されるのに必要な時間を調整

カスタムアクションのおすすめ設定例 3パターン

1. iPhone X:仮想ホームボタンとして使う

iPhone Xではホームボタンがなくなり、ホーム画面に戻ったり、マルチタスク画面を表示したりするのに従来と異なる操作が要求されます。もし、iPhone Xを従来と似た操作感で使いたければ、カスタムアクションによって画面上に「仮想ホームボタン」を設置することができます。

iPhone:AssistiveTouchのカスタムアクション

【iPhone X】仮想ホームボタンとして使うカスタムアクション設定例

ちなみに「ダブルタップ」は[なし]でも構いません。「シングルタップ」に[ホーム]を割り当ててあるので、「ダブルタップ」したときにマルチタスク画面が起動します。また「3D Touch」に「メニューを開く」を割り当てておくと、そのほかの機能にAssistiveTouchメニューを通してアクセスできるので便利です。

iPhone:AssistiveTouchメニュー

AssistiveTouchのメニューには、再起動などのさまざまな機能が用意されている。メニュー数や割り当て機能の変更も可能

2. iPhone X:コントロールセンターや通知の表示

iPhone Xなら、表示しにくくなったコントロールセンターや通知画面を呼び出すのにAssistiveTouchを活用する手もあるでしょう。ホームに戻るジェスチャはすぐ慣れることができますが、コントロールセンターや通知が表示しにくいのは、物理的な距離の問題なので簡単に解決できそうにありません。しかしAssistiveTouchなら瞬時です。またサイドボタンを押してロックするのが面倒なら、こちらもAssistiveTouchに登録しておくとよいかもしれません。

iPhone:AssistiveTouchのカスタムアクション

【iPhone X】コントロールセンターや通知を表示しやすくするためのカスタムアクション設定例

3. iPhone 7/8:Apple Pay+スクリーンショット+消音

iPhone 7/8を使っているなら、長押しに「Apple Pay」を割り当てててはどうでしょうか。iPhone操作中にApple Payで決済したいときは、いったんスリープしてからホームボタンをダブルクリックする必要がありますが、少々面倒です。この設定をしておくと、起動中でもAssistiveTouchから決済画面を呼び出すことができます。

あとはシングルタップやダブルタップに「スクリーンショット」や「消音」など、よく使う機能を割り当てるとよいでしょう。

iPhone:AssistiveTouchのカスタムアクション

【iPhone 7/8】Apple Pay+スクリーンショット+消音を使いやすくするカスタムアクション設定例

【推奨設定】AssistiveTouchボタンのショートカット表示が便利

iPhone:AssistiveTouchのショートカット

【iPhone X】サイドボタンをトリプルクリックしてAssistiveTouchを起動

アクセシビリティ機能のひとつである「ショートカット」にAssistiveTouchを単独でセットしておくと、ホームボタン(iPhone X以外)やサイドボタン(iPhone X)をトリプルクリックするだけで、AssistiveTouch機能のオン/オフ(AssistiveTouchボタンの表示/非表示)を切り替えられます。いちいち「設定」アプリから「AssistiveTouch」のスイッチを切り替えるのは面倒なので、ショートカットに設定しておくことをオススメします。

【iPhone X】サイドボタンの連続押しストレスを減らしたい? クリック間隔の変更は試してみる価値あり

iPhone:アクセシビリティのショートカットiPhone:アクセシビリティのショートカット

「設定」アプリの[一般]→[アクセシビリティ]の一番下にある[ショートカット]をタップして[AssistiveTouch]を選択(写真はiPhone X)

ショートカットには複数の機能をセットできますが、AssistiveTouchの利便性だけを考えるのであれば、AssistiveTouchだけをセットするようにします。そのほかの機能をショートカットに登録すると、トリプルクリック後にAssistiveTouchを選択する手間が増えてしまうためです。

iPhone:アクセシビリティのショートカット

ショートカットには多数の機能をセットできるが、トリプルクリックだけでAssistiveTouchのオン/オフを切り替えられなくなる

「拡大鏡」がショートカットに強制適用される場合の対処法

iPhone:アクセシビリティのショートカット

「拡大鏡」機能がオンになっていると、ショートカットのひとつとして表示されるようになり、ショートカットから排除することができません。この場合、トリプルクリックを実行しても、一発でAssistiveTouchボタンを表示できなくなります。もし「拡大鏡」機能が不要であれば、「設定」アプリの[一般]→[アクセシビリティ]→[拡大鏡]をオフにしておきましょう。

なお、AssistiveTouchボタンはドラッグで好きな場所へ移動できます。アプリによってはメニューボタンと被ってしまうことがあるので、間違って押してしまわない場所へ移動して使いましょう。また、AssistiveTouchを使っていないときにAssistiveTouchボタンが邪魔くさく感じる場合は、不透明度を下げて目立ちにくくすることができます。

【iPhone】AssistiveTouchボタンの不透明度と位置を変更する方法 トリプルクリックで表示するショートカット機能も便利