Gmailの受信メールを自動で転送する方法──iPhone・Androidスマホの設定からフィルタで複数のアドレスに送る手順まで

2017-07-20 17:53

Gmailの受信メールを自動で転送する方法──iPhone・Androidスマホの設定からフィルタで複数のアドレスに送る手順まで

Gmailに届いたメールは、別のメールアドレスに転送できます。複数のメールアドレスへの転送や、送信元を指定した転送も可能です。

ただ、Gmailの設定はアプリだけではできないものが多く、面倒だと感じている人は少なくないでしょう。そこで今回は、パソコンを使わずにスマホからGmailの転送設定をする方法を紹介します。iPhone、Androidスマホどちらでも同じ手順で設定することができます。

Gmailの自動転送を設定する

デスクトップ表示に切り替える

スマホから自動転送を設定するには、「デスクトップ表示」を使います。まず、GmailアプリではなくブラウザからGmailを開き、左上のメニューボタンを開きます。

メニューを下にスクロールすると、メールアドレスの下にGmailの表示方法の選択肢があるので、そこから「デスクトップ」を選びます。

Gmail 転送Gmail 転送

最下部の「デスクトップ」をタップ。

すると、パソコンの画面で見た表示と同じような表示に切り替わります。この表示方法なら、今までパソコンでしかできなかった設定がスマホからでもできるようになるので、この操作方法を覚えておくと非常に便利です。

Gmail 転送

2本の指で押し広げると、拡大表示が可能。

※「デスクトップ表示」には「簡易HTML」と「詳細」の2種類の表示方法があります。「簡易HTML」とモバイル標準の切り替えは容易なのに対し、「詳細」とモバイル標準の切り替えはアカウント設定から手続きする必要があり面倒なので、「簡易HTML」での設定方法を中心に解説します。

転送先のアドレスを追加する

Gmailの自動転送を設定するには、転送先のアドレスを追加する必要があるので、「設定」を開きます。

設定画面を開いたら、「メール転送とPOP/IMAP」のタブを選択し、「転送先アドレスを追加」をタップします。

Gmail 転送Gmail 転送

拡大表示すると「設定」をタップしやすい。

アドレス入力画面に移るので、転送先のメールアドレスを入力し、「追加」→「確認手順を送信」とタップ。再び画面が切り替わり、入力したメールアドレスには「確認コード」が届きます。

Gmail 転送Gmail 転送

入力後に届くメールを確認。

続いて、切り替わった画面で「確認コード」を入力し、「確認」をタップ。

Gmail 転送

「確認コード」を記入。

「受信メールを次のアドレスに転送」をチェックし、最後に「変更内容を保存」をタップして、完了です。

Gmail 転送

転送先のメールアドレスを選択。

これで、Gmailのアドレス宛に届いたメールが、他のアドレスにも転送されるようになります。

転送先を登録したら、Gmail宛にメールを送ってみましょう。特にキャリアメールでは迷惑メールなどの設定によってはじかれてしまう場合もあるので、正しく転送されるか確かめることをおすすめします。

Gmail 転送Gmail 転送

左:iPhone版Gmailアプリ、右:転送先に設定したYahoo!メール

フィルタを使って複数のアドレスに転送する

先ほど紹介した方法では転送先アドレスを複数登録できますが、同時に複数のアドレスに転送することはできません。

複数のアドレスに転送したい場合は、フィルタを使います。下準備として、先ほどと同じ手順で「転送先アドレスを追加」から複数のアドレスを登録しておくと作業がスムーズになります。

「フィルタを作成」をタップすると下のような画面が開くので、はじめにフィルタの条件を設定します。今回はすべてのメールを転送したいので、「キーワード」にはすべてのメールに含まれる「@」を入力し、「次のステップ」に進みます。

Gmail 転送

「フィルタを作成」のボタンは「検索オプションを表示」の下に。

次に、設定した条件に一致するメールの処理を選択します。「次のアドレスに転送する」にチェックをつけて、転送先のメールアドレスを選びます。「転送先アドレスを管理」をタップすると、転送先のアドレスを追加登録できます。

画面下には、受信ボックスにあるメールのうち、フィルタの条件が適用されるものが表示されています。今回の設定では、すべての受信メール(キーワードに「@」を設定)が表示されているはずです。

Gmail 転送

「フィルタを作成」をタップで設定完了。

「フィルタを作成」をタップすれば、「@」を含むメール(すなわち全てのメール)が指定のアドレスに転送されるようになります。

Gmail 転送

フィルタの削除は、この画面で。

同じ要領で、「新しいフィルタを作成」からもう1つのフィルタを作成し、転送先のアドレスに先ほどとは別のものを設定します。

Gmail 転送

適用されたフィルタの数だけ表示数も増加。

これで、転送先として設定した2つのアドレスにメールが転送されるようになります。さらに転送先を増やしたい場合は同じようにフィルタを追加していけばOKです。

ただし、「次のアドレスに転送する」フィルタは20個までしか作れません。そこまで使い切ることはめったにないでしょうが、もしうまくフィルタが作れなかったら、上限に達していないか確かめてみましょう。

Gmail 転送Gmail 転送Gmail 転送

左:Android版Gmailアプリ、中・右:転送先に設定したYahoo!メールとドコモのキャリアメール

特定の相手からのメールのみ転送する

ここまでは、Gmailに届いたすべてのメールを転送する方法を紹介してきましたが、全部が全部転送されるとメールの件数が多くなり、かえって見にくく、大事なメールを見落としてしまうことも考えられます。

それを解決する1つの策が、送信者を指定して転送する(特定の相手からのメールのみ転送する)設定をすることです。仕事相手からのものなど、本当に大事なメールだけが転送されるようにしておけば、必要なメールだけを簡単にチェックできるようになります。

以降は、特定の相手からのメールのみ転送する設定をする手順を解説します。

まずは、前述の手順で転送先のメールアドレスを登録していきます。

先ほどは、最後に「受信メールを次のアドレスに転送」をチェックしましたが、ここでは「転送を無効にする」をチェックします。このチェックはフィルタよりも優先されるので、無効にしておかないと、ここで指定したアドレスにすべてのメールが転送されてしまうことになってしまいます。

Gmail 転送

「転送を無効にする」をチェック。

メールアドレスを登録したら、フィルタを作成します。今回は「From」に、転送したい送信者のアドレスを入力します。

Gmail 転送

アドレスを入力後、「次のステップ」をタップ。

ここからは複数のアドレスに転送する手順と同じです。「次のアドレスに転送する」をチェックして転送先のアドレスを選択し、「フィルタを作成」をタップ。これで、特定の送信者からのメールのみ、指定したアドレスに転送されるようになります。

Gmail 転送

「フィルタを作成」をタップで設定完了。

Gmailにメールを送ると、アプリからは2通のメールが確認できますが、転送先に指定したYahoo!メールには1通のみ転送されています。

この機能を使えば、本当に見落としたくないメールだけをメインのアドレスに転送できるようになるというわけです。

Gmail 転送Gmail 転送

左:iPhone版Gmailアプリ、右:転送先に設定したYahoo!メール

フィルタ機能には他にも、宛先を指定したり、「重要」など特定の言葉を含むメールという条件を設定したりといったことができます。

「会社からの重要案件だけ転送する」というように細かくカスタマイズできるので、ちょっとした工夫でGmailがもっと便利になるはずです。