わざわざ「機内モード」にする6つのメリット【iPhone/Android】

2018-10-12 17:36
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わざわざ「機内モード」にする6つのメリット【iPhone/Android】

「機内モード」はスマートフォンやタブレットの通信をオフにする機能。名前のとおり、おもに飛行機など通信機器の利用が制限される場所での使用が想定されたものですが、実はこの機内モードには、本来の用途以外で役立つ側面があります。たとえば、バッテリーの節約に寄与する、既読をつけずにLINE を読める、といった効果がそれです。

本記事では機内モードの基本的な使い方はもちろん、機内モードにするからこそ得られる6つのメリットを紹介します。

機内モードとは

​​機内モードは、飛行機の安全な離着陸を確保するためにスマホやタブレットの通信を制限する機能です。機内モードのおかげでわざわざ電源を落とさずに済むので、スマホやタブレットに予めダウンロードしておいた音楽や映画を楽しんだり、写真を撮影したりと、飛行機の中でもオフライン端末を使えるようになります。

iPhoneの場合の機内モード Androidの場合の機内モード

左:iPhoneの機内モード設定(コントロールセンター)右:Androidスマホの機内モード設定(クイック設定パネル)

iPhoneで機内モード設定にかんたんにアクセスするには、画面をスワイプしてコントロールセンターを開きます。Androidでも同様にして、クイック設定パネルを表示します。

飛行機アイコンをタップすれば機内モードがオンになり、​​モバイル通信とWi-Fi、Bluetoothなどが一括でオフになります。

画面の左上に機内モードの飛行機マークが表示される 画面の右上に機内モードの飛行機マークが表示される

左:iPhoneの機内モード中の画面右:Androidスマホの機内モード中の画面

​​ステータスバーに飛行機アイコンが出ていれば設定成功です。

わざわざ機内モードにする6つのメリット

通信をオフモードにする「機内モード」は飛行機以外のさまざまなシーンでも活躍します。知っていて損はない6つの使い道を紹介していきます。

メリット1:バッテリーを節約できる

バッテリー消費の軽減に機内モードが役立つワケ

​​機内モードでは端末の通信が基本的にすべてオフになり、通信によってバッテリーを余計に使わないため、結果的に電池残量を節約できます。とくに山や地下など電波状態が悪い場所では、端末が基地局を探して通信を試み続けてしまうため、バッテリー消費が激しくなります。そこで機内モードを活用すると電池の消耗をかなり軽減できるというわけです。

GPSを活かして、オフラインマップを使う

山奥などでは電波状態が悪く、バッテリーをすぐに消耗してしまいます。そのため、自分の現在地や登山ルートを確認しようとGoogle マップなどを利用すると、充電残量が急ピッチで減ってしまうことも。

それを回避するために「機内モード」は大変有用です。機内モードのままGPS機能を使用できるので、現在地を地図アプリで確認することができます。ただし、地図アプリはオンラインでの利用を前提にしたものが多く、通信オフや圏外の状態ではマップを表示できないおそれがあります。そのため、事前にオフライン対応のアプリ(国内の登山ではYAMAPなど、海外旅行ではGoogleマップなど)をインストールし、行き先エリアのマップをダウンロードをしておきましょう。

飛行機で移動中でもGPSとオフラインマップで現在地がわかる

海外へ渡航中に機内からオフラインマップでGPSを利用した 海外へ渡航中に機内からオフラインマップでGPSを利用した

海や山の上を進む自分の位置情報が飛行機の中から確認できる

上記画像は、事前にダウンロードしておいたGoogleマップ(iOS)のオフラインマップ。フランス上空を飛んでいる航空機内で利用してみたところ、飛行機の現在地がリアルタイムでマップ上に表示されました。

オフラインでGPSの信号を受信するには、スマホの位置情報サービスを必ずオンにしておく必要があります。オフラインマップのダウンロードと合わせてスマホの設定を確認しましょう。

その2:通信なしでGPSを利用した位置情報サービスが使える その2:通信なしでGPSを利用した位置情報サービスが使える

左:iPhoneの画面右:Androidの画面

iPhoneの場合、「設定」アプリ→[プライバシー]→[位置情報サービス]で[位置情報サービス]をオンにします。Androidの場合も端末の「設定」から[位置情報]の項目に進んで、有効にしてください。

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メリット2:充電時間を短縮できる

充電中に「機能モードのみ」にしておけば、その間の余計な通信が遮られ、充電時間を短縮できます。

その1:バッテリー節約と充電時間の短縮

機内モードにした状態で充電している

実際にiPhone 7(iOS 12)の充電が50%から100%になるまでの時間を、「機内モード」と「通常モード」の2パターンで計測してみました。さまざまな条件で比較した結果、もっとも顕著に充電時間の差が現れたのはiMacからLightningケーブルで充電した場合で、機内モードの充電のほうが通常モードより約14分短縮できました。ただし、充電環境や端末・バッテリーの状態などによって充電速度が異なるようで、さほど充電時間が変わらないケースや、かえって充電時間が長くなってしまったケースもありました。

なおバッテリー残量が50%から80%くらいまで充電される間は、機内モードで充電したほうが速かった印象を受けました。出掛ける直前に充電が少ないことに気付いた場合など、短い時間で少しでも多く充電したいというときには、機内モードで充電してみると効果的かもしれません。

メリット3:着信・通知を完全にシャットアウトできる

映画館での映画鑑賞中や会社でのミーティング中など、着信音や通知音を絶対に鳴らしたくない状況は少なくありません。しかし、その都度スマホの電源をオフにするのは面倒です。そんなときに機内モードにしておけば、着信や通知が来なくなります。

この点、iPhoneで利用可能な「おやすみモード」では着信・通知をオフにできますが、設定次第では同じ電話番号から繰り返し着信したら電話が着信してしまうようなリスクがあります。またサイレントモードでも、バイブレーションが有効になっていることもあります。しかし、機内モードに設定すると、通信がとれなくなるため、機内モードを解除しない限り着信や通知が来ることはないのです。

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メリット4:既読をつけずにLINEのメッセージが読める

LINEで「既読」をつけずにメッセージを読みたいーー。そんなときにも機内モードを活用できます。機内モードでLINEのメッセージを読めば「既読」がつかないのです。

その4:既読をつけずにLINEメッセージが読める

3件のLINEメッセージが届いている状態で機内モードをオンにしている

LINEにメッセージが何通か届いている状態で、トークルームは開かずに機内モードをオンにします。

その4:既読をつけずにLINEメッセージが読める その4:既読をつけずにLINEメッセージが読める

左:機内モードのままラインを開いた右:送った側に既読はつかなかった

機内モードの状態でトーク画面を開きます。赤枠部分がすでに受信していたメッセージ。相手側には既読を付けることなくメッセージが読めた

その4:既読をつけずにLINEメッセージが読める

機内モードをオフにする前に、端末のマルチタスク画面からLINEアプリをスワイプして終了させておきます。

その4:既読をつけずにLINEメッセージが読める その4:既読をつけずにLINEメッセージが読める

機内モードを外してからラインを起動させただけで、相手側のトークルームに起動がついた

機内モードをオフにした状態でLINEを起動した瞬間(もしくはLINEを起動した状態で機内モードをオフにした瞬間)、相手に「既読」がつきました。機内モードが外れたことで通信が発生する状態になったためです。既読がつかないのは、機内モードを設定中に限定されるので、注意してください。

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メリット5:モバイルデータ通信量を節約できる

機内モードにするとWi-FiやBluetoothの接続が解除されますが、この2つは機内モードを有効にしたままでもオンに切り替えられます。

この設定を重宝するのが、絶対にWi-Fi接続でインターネットを利用したい場面。機内モードが有効であれば、モバイルデータ通信を意図せず使ってしまう可能性がなくなります。Wi-Fi利用によって通信量を節約することで、無駄な携帯料金を支払わずに済むのです。

また、飛行機の中で機内モードをオンにせざるを得ないような場合でも、Bluetoothイヤフォンで音楽を聴けるのもありがたいところです。

iPhoneの場合

その5:機内モード中でもWi-FiやBluetoothは利用可能 その5:機内モード中でもWi-FiやBluetoothは利用可能 その5:機内モード中でもWi-FiやBluetoothは利用可能

左:機内モード+Wi-Fi中:機内モード+Bluetooth右:機内モード+Wi-Fi+Bluetooth

Androidの場合

その5:機内モード中でもWi-FiやBluetoothは利用可能 その5:機内モード中でもWi-FiやBluetoothは利用可能 その5:機内モード中でもWi-FiやBluetoothは利用可能

左:機内モード+Wi-Fi中:機内モード+Bluetooth右:機内モード+Wi-Fi+Bluetooth

その6:通信できない/通信が遅い場合に有効

通信環境は問題なさそうなのになかなかページが開けないなど、なぜかインターネットに繋がりづらいときがあります。

そこで意外と有効なのが機内モードのオン・オフの切り替えです。機内モードの「オン→オフ」でインターネットに快適に繋がるようになる場合があります。

検証端末:iPhone 7/XS(iOS 12.0)、AQUOS sense plus(Android 8.0.0)

EDITED BY BOTAN