【2017年版】Facebookを完全に退会(アカウント削除)する方法──利用解除(一時停止)との違いも解説【iPhone/Android/PC対応】
2017-04-24 12:55Facebook(フェイスブック)のアカウントを作成しているユーザー数は、日本国内で2000万人を超えています。しかし、その中には、名前だけ登録した後でほとんど使っていなかったり、実名の人間関係の維持に疲れてしまったりしているユーザーも多そうです。そのような場合、アカウントを削除してフェイスブックを退会することを視野に入れたほうがよいかもしれません。
ところが、Facebookではアカウントを消す方法が非常にわかりづらくなっているのが現状。その理由は、アカウント設定メニューからだと完全なアカウント「削除」ではなく、アカウントの一時的な「停止(利用解除)」ができるに留まるからです。アカウント設定関連のメニューからアカウントを削除できると考えるのが一般的だと思いますが、現在のFacebookの設定メニューでは、利用解除したからアカウントを削除できたと勘違いしてしまうユーザーが出てきそうな仕様になっているわけです。
そこで本記事では、そもそもアカウントの完全な「削除」と「停止(利用解除)」との違いは何かということと、アカウントの削除(退会)方法および一時停止(利用解除)の手順について解説します。
Facebookアカウントの削除(退会)と停止(利用解除)の主な違い
Image:Ervins Strauhmanis/Flickr
削除(退会)は永久に復活できない
アカウントを削除すると、Facebookから自分のアカウントが完全に消滅し、永久に復活できない状態になります。アカウント削除は、Facebookから退会するという意思を固めているときに有効な手段。それまで蓄積してきたデータは一部の例外を除いてすべて削除されるので、投稿や写真、友達、趣味・関心なども消去されます。
友達は削除アカウントに関する情報(タイムライン・投稿・いいね!・コメントなど)を確認できなくなり、検索することも不可能になります。ただし、すでに友達に送信済みとなっているFacebookメッセンジャーのメッセージは削除されません。
Facebookによれば、技術的な理由により、一部のコンテンツのコピー(ログなど)がFacebookのデータベースに残ることがあるとのこと。利用者がアカウントを削除した時点で、そのようなコンテンツからは個人を特定できる情報がすべて削除されるとしています。
停止(利用解除)は再開できる
一方、アカウントを一時的に停止(利用解除)する場合は、自分のアカウントに関するデータはFacebook上に保存されます。そのため、Facebookをいったん休止したとしても、後から元通りに再開できます。
その他の効果は、アカウント削除の場合とほぼ変わりません。
Facebookアカウントを削除(退会)する
Facebookアカウントの削除方法は、スマホアプリとPCとでは手順が異なります。
スマホアプリ(iPhone/Android)からのアカウント削除方法
アプリからのアカウント削除は、ヘルプセンターを経由しておこないます。設定メニューをいくら探しても、削除メニューにはたどり着けません。iPhoneアプリでもAndroidアプリでも基本的な手順は同じです。以下、iPhoneアプリによる手順を説明します。
- 画面下部(Androidでは画面上部)の横3本線アイコンのタブから[ヘルプとサポート]→[ヘルプセンター]と進んだら、「アカウント 解除」(削除ではなく解除)と検索。[アカウントの利用を解除するにはどうすればよいですか。]という回答が表示されるので、これをタップします。
- 「アカウントの利用を解除するにはどうすればよいですか。」ページで[Facebookまでご連絡ください]のリンクをタップします。
- 「アカウントの削除」画面に遷移するので、Facebookのパスワードを入力し、[送信]ボタンをタップします。
- アカウント削除の手続きが完了します。「セッションの有効期限が切れました」と表示されても、[OK]をタップせず、無視してアプリを終了させましょう。これでFacebookから退会できました。
再ログインしてしまった場合でも、以下のように手続きが継続され、最終的にアカウントを削除できます。
- 「アカウントが(14日後の日付)に削除されます」と表示されるので、[削除する]をタップ。
- 「アカウントがまもなく削除されます」と表示されるので、[ログアウト]をタップします。
なお、Facebookの仕様変更により、アカウント削除が可能なページへのアクセス経路が変わることがあります。本記事で紹介している経路でアクセスできなかった場合、ヘルプセンターで「アカウント 削除」や「アカウント 解除」などのキーワードで検索してみてください。検索結果に出てきたページ内のリンクからアカウント削除ページに移動できるかもしれません。
PC(パソコン)からのアカウント削除方法
PCでアカウントを削除する場合、通常はスマホアプリと同様にヘルプセンターを経由する必要がありますが、その手間を省くため、ここではアカウント削除画面への直リンクを掲載します(下記リンクをクリックしただけで削除されるわけではありません)。
- まず、上記のリンクをクリックします(前述のスマホ向け削除方法と同様のやり方でも、アカウント削除画面に移動可能)。Facebookにログインしていない場合は、ログインします。
- [アカウントを削除]をクリックします。
- パスワードとセキュリティチェック用のテキストを入力します(写真選択の場合もあり)。
- [OK]をクリックしてアカウント削除の手続きが完了します。
アカウント削除は14日以内ならキャンセルでき、再登録が可能
アカウントを削除しても、14日以内にログインすればアカウント削除をキャンセルし、Facebookに再登録できます。そのため、アカウントは14日後まで「削除」ではなく「停止(利用解除)」として取り扱われます。
データはダウンロード可能
Facebookアカウントに関するデータの大半(プロフィール、連絡先情報、ウォール[タイムライン]、写真、友達、メッセージなど)は、設定メニューの[一般]画面にあるダウンロードリンクからZIPファイル形式でダウンロードできます。プライバシーに関するデータが多く含まれるので、ダウンロードする場合は事後の管理に注意が必要です。
ダウンロードできるデータの詳細は、個人データへのアクセス | Facebookヘルプセンターで確認できます。
Facebookアカウントを停止(利用解除)する
アカウントを一時的に停止(利用解除)する方法は、削除に比べればわかりやすくなっています。
スマホアプリ(iPhone/Android)からのアカウント停止方法
iPhoneアプリでもAndroidアプリでも基本的な手順は同じです。以下、Androidアプリによる手順を説明します。
- 画面下部の横3本線アイコンの[その他]から(iOS版では[設定]と進んで)[アカウント設定]をタップします。
- [セキュリティ]をタップします。
- 最下部の[利用解除]([アカウントの停止]リンクになっている場合があります)をタップ。(セキュリティのため、パスワードの再入力を求められる場合があります。)
- 「アカウントの停止」画面に遷移するので、登録を解除する理由を必ず1つ選択します。この時、[別のFacebookアカウントを持っている。]以外の理由を選ぶと、さらに操作(閉じるボタンのタップ/詳細の記入)が必要になります。
- 最下部の[利用解除]ボタンをタップします。
- これで、アカウント停止の手続きが完了します。この時、もう一度ログインすることを促されても、無視してアプリを終了させましょう。ログインすると停止状態が取り消され、ここまでの作業が無駄になるので注意が必要です。
PC(パソコン)からのアカウント停止方法
- 設定メニューの[セキュリティ]で「アカウントの停止」項目の[編集]をクリック。その後、[アカウントの利用解除]をクリックします。
- アカウントを停止する理由を必ず1つ選択します。この時、[別のFacebookアカウントを持っている。]以外の理由を選ぶと、さらに操作(閉じるボタンのクリック/詳細の記入)が必要になります。選択したら、[利用解除]をクリック。
- パスワードを入力後、[利用解除を実行]をクリックします。
- これで、アカウント停止の手続きが完了します。