スマホのバッテリー交換の目安と費用、電池の劣化を抑えて寿命を延ばす使い方【Android】

2017-03-08 22:19

スマホのバッテリー交換の目安と費用、電池の劣化を抑えて寿命を延ばすコツ【Android】

普段スマホを使っていて気になることの一つに、バッテリーの劣化があります。購入時は朝に充電してあれば余裕で1~2日持ったのに、今やその日の夕方には残量わずかなんてことも。ここまでくると、バッテリー寿命の問題という可能性があります。

スマホのバッテリーには交換時期の目安があります。適切な時期に交換すれば、快適にスマホを使えます。そこで、Androidスマホのバッテリー交換の時期や方法、キャリアごと(NTTドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイル)の修理や補償サービス、さらにバッテリーの劣化を抑える使い方のコツなどをまとめました。

iPhoneのバッテリー交換の現状(診断・費用)と、電池の劣化を抑え寿命を延ばすコツ

バッテリーを交換するべき時期は?その方法は?

Androidスマホ・iPhoneに限らず、スマートフォンの多くがバッテリーにリチウムイオン電池を使用しています。パワフルで寿命の長い電池といわれていますが、やはり経年劣化は避けられません。

1回で使える時間が購入時の半分程度になったら、寿命が近づいているサイン。電池パックを交換するタイミングといえます。また、寿命が近づくにつれて、電池パックが膨れる場合があります。これもバッテリー寿命を示唆する現象の一つですが、安全上は問題ないとされています。

バッテリーを交換するには主に、新たな電池パックを購入する方法と、修理に出す方法があります。基本的に、前者が電池パックを自分で取り外せる機種、後者がバッテリーが内蔵されている機種の場合となります。それぞれ見ていきましょう。

電池パックの購入(バッテリー取り外し可能な機種)

電池パックの購入は、どのキャリアもショップまたはオンラインショップで可能です。値段は1000~4000円程度と様々です。機種ごとの詳しい値段はホームページやショップページで確認できます。

また、電池パックを無料で交換してくれる補償サービスも用意されています(下記参照)。ただし、いずれの場合も在庫終了や在庫不足、申し込み期間が限定されていることがあるので注意が必要です。

NTTドコモのスマホ

電池パック安心サポート ドコモ

ドコモでは「電池パック安心サポート」でバッテリーをdポイントと交換できる

同一機種を長く使用している人には、「電池パック安心サポート」が適用される場合があります。これは、同一のFOMA、Xi(クロッシィ)電話機を1年以上利用している人を対象としたもので、電池パックまたはポータブル充電器をポイント(ドコモポイントとdポイントを合算したもの)と交換できるサービスです。

ただし、2014年冬モデル以降の機種は、電池パック安心サポートの利用に月額500円の「ケータイ補償サービス」の契約が必須となっています。

電池パック安心サポート | NTTドコモ

auのスマホ

安心ケータイサポート au

auの「安心ケータイサポート」なら電池パックが無償提供される可能性

auの電話機購入時に「安心ケータイサポート」(月額300円)に加入していると、バッテリーが無償で提供されます。条件は同一の電話を1年以上継続利用していると1個、さらに3年以上継続利用で1個と、合計2個が無償で支給されるというものです。auショップやKDDIお客さまセンターなどで申し込み可能で、宅配便またはメール便で送られます。届くまでには1週間ほどかかります。

ただし、安心ケータイサポートは2013年9月に新規加入の受付を終了しており、現在は実質的に長くスマホを利用している人のみが受けられる補償サービスといえそうです。

安心ケータイサポート | au

ソフトバンクのスマホ

ソフトバンクの「電池パック無料サービス」は、まず1年以上同一機種を利用している必要があります。かつ1年以上「あんしん保証パック」(月額500円)もしくは「あんしん保証パックプラス」(月額650円)に加入していると、1機種につき電池パック1個が無償になります。

電池パック無料サービス | ソフトバンク

ワイモバイルのスマホ

サービスの内容はソフトバンクとほとんど変わりません。1年以上同一機種を利用し、かつ1年以上「故障安心パックプラス」(月額690円)「故障安心パック」(月額500円)「故障安心パック-S」(月額500円)のいずれかを継続して加入していれば、1機種につき1個、電池パックがもらえます。

故障安心パックプラス|Y!mobile(ワイモバイル)

バッテリーの修理交換サービス(内蔵型電池の機種)

バッテリー(電池パック)の取り外しができない内蔵型の電池を採用している機種の場合、キャリアへ修理に出すほかありません。内蔵電池の交換のために修理に出す場合、期間はだいたい1~2週間と考えておく必要があります。

修理代金は機種によって異なるのでわかりにくいですが、公式サイト等からある程度は調べられるようです。補償サービスなどに加入していれば、修理代金の割引が受けられるケースもあります(後述)。

スマホ バックアップ

修理にあたっては原則、スマホのデータを初期化しなければならないため、必ずバックアップをとっておくようにしましょう。バックアップの方法については、下記の特集を参考にしてください。

Androidスマホのバックアップと復元方法──SDカード/クラウドへ専用アプリで簡単保存

NTTドコモのスマホ

修理に出す時は、ドコモショップに持参するか、オンラインで修理を申し込みます。「オンライン修理受付サービス」は24時間いつでもウェブや電話で申し込みできます。

ドコモ オンライン修理受付サービス

NTTドコモのオンライン修理受付サービスの画面

なかなか店舗に行く時間がとれない場合に便利であることは間違いないですし、ショップ持ち込みでも修理代は変わらないので、オンラインで済ましてしまったほうがおトク感はあります。

どちらの場合も修理の申し込み時に伝えると、代替機を無料で貸し出してくれます。修理期間の目安は1~2週間です。内蔵電池交換の代金は3000円から8000円程度と機種によって異なります。

オンライン修理受付サービス | NTTドコモ

auのスマホ

故障紛失サポート(旧安心ケータイサポートプラス)au

auの場合はオンラインでの修理受付はないので、auショップへ持って行くしかありません。修理中は代替機を借りられます。修理期間の目安は1週間程度です。

また「故障紛失サポート」に加入していると、割安な負担金で「交換用携帯電話機お届けサービス」が受けられます。これは、故障や紛失など利用している端末がトラブルに遭った場合に、同一機種・同一色の新端末(リフレッシュ品含む)に交換できるサービス。指定の場所に最短で当日、原則翌日までには届くことになっています(バッテリー交換向けに適用されるかはケースバイケースのようです)。

故障紛失サポート(旧 安心ケータイサポートプラス/LTE)| au

ソフトバンクのスマホ

内蔵型バッテリー交換修理割引サービス ソフトバンク

ソフトバンクの「内蔵型バッテリー交換修理割引サービス」も確認しよう

ドコモと同じく、ソフトバンクショップに持ち込み、あるいはオンラインでの修理申し込み(電話のみ)ができます。どちらも代替機を借りることができ、その引き渡しはショップ受付で即日、オンライン受付で翌日または翌々日です。バッテリー交換にかかる期間はショップ受付で2週間程度、オンライン受付ではショップ受付での修理期間+1日とされています。

また、1年以上同一の機種を使用し、「あんしん保証パック」(月額500円)もしくは「あんしん保証パックプラス」(月額650円)に加入していると、内蔵型バッテリー交換修理にかかる代金が3000円割引されます(1回のみ)。

ワイモバイルのスマホ

修理の申し込みはワイモバイルショップでおこないます。バッテリー修理にかかる期間や条件、サービスは基本的にソフトバンクとほぼ同じ。1年以上同一機種を利用しており、かつ1年以上継続して「故障安心パックプラス」「故障安心パック」「故障安心パック-S」のいずれかに加入していれば、費用が一律で3000円割引されます。

故障安心パックプラス|Y!mobile(ワイモバイル)

劣化を抑えてバッテリー寿命(耐用年数)を長持ちさせるコツ

リチウムイオン電池は、充電と放電を繰り返すことで少しずつ劣化していきます。消耗品ゆえに劣化は避けられません。しかし、工夫次第で電池パックの劣化を遅くし、長持ちさせることができます。すぐに始められる使い方のコツを簡単にまとめました。

充電中はケースを外し、なるべく利用を控える

スマホケースを利用している人は、普通そのまま充電してしまうでしょう。しかし、ケースを装着したまま充電すると熱がこもって、高温下で充電をおこなうことになり、電池パックに負担を与える可能性があります。面倒でも充電はケースを外した状態でおこなうようにしましょう。

充電中の通話

また、スマホを充電器につないだまま使用するのもNG。よくやりがちなのが、スマホを充電しながらの状態での長電話やネットサーフィンなど。短時間ならまだしも、これも電池パックの劣化を早めてしまうため、充電中の通話・通信などはできる限り避けることをおすすめします。

充電は「一気に」より「少しずつ」のほうがベター

フル充電の状態からバッテリーを半分程度まで使ったら充電する使い方と、充電したら使い切って再び満充電にする使い方では、どちらがよいのでしょうか。

充電

出典:NTTファシリティーズ総合研究所「小形リチウムイオン電池の寿命特性」

リチウムイオン電池は「放電深度」が高いと、イオンの出入りによる体積変化などによって、早く劣化してしまう傾向がみられるという研究結果があります。放電深度とはバッテリー容量に対する放電量の比を指しますが、たとえばフル充電から空っぽになるまで(100%低下)と、100%から半分程度の低下(約50%低下)を比べると、100%低下のほうが放電深度が高くなります。

つまり、バッテリー残量を完全に使い切る前、だいたい50%くらいまで使ったら充電するといったように、放電深度を低めにするような使い方を心がけると、電池の寿命を延ばすことに寄与することになります。

満充電状態が長時間にならないようにする

充電は完了したけれど、充電器につないだまま放置したりしていませんか? バッテリーは満充電に近い状態(特に高温下で)が長く続くほど劣化する傾向があり、充電器に挿したまま満充電に近い状態で長時間放置するのは避けたいところです。

寝る前に充電を開始したりすると、やってしまいがちなケースですが要注意。就寝中に充電したい時は、一定時間で電源をオフにできるタイマー付きコンセントを利用するのもおすすめです。

パナソニック WH3111WP ダイヤルタイマー(Amazon.co.jp)