Twitterは3月1日、サービスをさらに安全に利用できるようにするための改善策を発表しました。タイムラインにおける特定キーワードのミュート機能の導入や特定タイプのアカウントからの通知フィルタリング機能など、ユーザーは従来以上にTwitterサービスをカスタマイズして使えるようになります。各機能は順次利用できるようになる予定です。
- 攻撃的なアカウントの機能をアルゴリズムによって制限
- 特定のタイプのアカウントからの通知の受け取りをフィルタリングする機能を提供
- タイムラインで特定キーワードをミュートできる機能を提供
- ミュート期間の設定機能を提供(1日、1週間、1カ月、永久)
- ユーザーによる通報に対して連絡を返すようにする
まず、Twitterは今後、嫌がらせ行為や暴言など攻撃的なアカウントをアルゴリズムで検出し、ツイートをフォロワーだけにしか閲覧できなくするなど該当アカウントの機能を一定期間制限する措置を講じます。Twitterでは「しばらくの間は間違いが起こる可能性もあります」と説明するとともに、ツールの改善を継続的に実施するとして理解を求めています。
特定タイプのアカウントからの通知をフィルタリング
また、プロフィール画像を初期設定(卵アイコン)から変更していなかったり、メールアドレスや電話番号の認証がなされていなかったりするアカウントなど特定タイプのアカウントからの通知をフィルタリングできる機能が提供されます。嫌がらせ目的でTwitterアカウントを作成するようなユーザーに対する自衛策となるとともに、そのようなユーザーによる新規アカウントの乱用を抑止する効果が見込まれます。
ミュート機能の拡張
ミュート機能がさらに拡張されます。先日は指定キーワードやハッシュタグを含むツイートの通知をミュートできる機能が実装されましたが、今回はさらにミュート機能の対象をタイムラインにおけるツイートにまで広げました。指定した単語やフレーズを含むツイートがタイムラインに表示されなくなります。
加えて、ミュートする期間を1日、1週間、1カ月、永久の4パターンから選択できるようになりました。
いずれもTwitterクライアントでは利用できた機能で、ようやくTwitter本体でもキーワードミュートに対応した格好です。
通報後に連絡を返すプロセスを導入
そのほか、報告プロセスの透明性とオープン性も改善。ユーザーが嫌がらせアカウントやツイートを通報した後、Twitterから折り返しの連絡が来るようになります。通報を受けて必要な措置が取られる場合、再度連絡する流れになります。