Googleが開発している組み立て式スマホ「Ara」が、ようやくユーザーの手元に訪れる日がやってくるようです。
GoogleのATAP(先進技術プロジェクト部門)は現地時間5月20日、現在開催中の開発者向けイベント「Google I/O 2016」のセッションにおいて、組み立て式スマホ「Ara」を2017年に一般販売することを明らかにしました。モジュールなどの開発者向けには2016年秋に出荷されます。
Araは、モジュールを適宜入れ替えることで、ユーザーのニーズに応じたAndroidスマートフォンを簡単に生み出すことができるオープンプラットフォームないし端末のこと。当初はモトローラ社が進めていたプロジェクトでしたが、モトローラ社自体がGoogleに買収され、レノボに売却されるなかで、Google内部のプロジェクトとして残され、開発が続けられてきました。しかし、2015年にはプエルトリコでの試験販売が中止されるなど、プロジェクトは順調に進行されているとは言えない状況でした。
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