通信量節約アプリ「Opera Max」、YouTubeやNetflixのHTTPS動画データ圧縮にも対応 50%以上の節約が可能

Opera Max

通信量圧縮アプリ「Opera Max」が最新アップデートをおこない(バージョン1.2)、これまでは非対応であったYouTubeやNetflixのビデオ通信量も圧縮することが可能になりました。

Opera Maxでは、VPNを用いて端末上のすべての非暗号化通信(暗号化されたウェブサイトとHTTPS接続されたアプリ以外のすべて)をOpera Maxのサーバ経由で最適化し、動画や画像を含むウェブサイト閲覧時のデータ通信量が削減されています。

ただ、YouTubeやNetflixといったHTTPSを用いて外部と暗号化通信をおこなっているサービスなどの場合、リクエストしたデータの本体部分にOpera Maxのサーバがアクセスすることが妨げられるため、原理的にOpera Maxのデータ圧縮技術が締め出されてしまう格好となっていました。

Opera Max

そこで今回Opera Maxは、端末のビデオプレイヤーに対して「トラフィック・シェーピング」という技術を適用。

HTTPSストリームのデータを感知すると、ビデオプレイヤーが通信帯域を目いっぱい占有して必要以上にデータを消費することを抑制したり、最後まで観るかどうかわからない動画の大きなデータを過剰に先取りすることを抑え、動画データを50%以上節約できるようになりました。動画の画質も、圧縮によって大きく損なわれることはないとしています。

多くの動画ストリーミングサービスがHTTPSへ移行し、またモバイルによる通信量の50%以上を動画が占めるという現状において、実用的で嬉しいアップデートといえます。

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