スイス生まれでヨーロッパの洗練されたデザインと機能美が融合したスマートウォッチ「MYKRONOZ」シリーズの「ZeWatch2」が、今秋に日本に初めて上陸しました。
スマートウォッチを使ってこなかった筆者にとって、スマートウォッチから電話を掛ける、スマートウォッチから音楽を流すという「ZeWatch2」での体験は興味深いものでした。
その体験は、2010年の夏に初めてXperiaを入手したときに通ずるものがありました。海外サイトからSkypeのAPKファイルを拾ってきて、スマホから音声がつながったときの感動、複数人でメッセージをやりとりしたときの衝撃。今ではLINEをはじめとしたメッセージ系アプリが多数リリースされて当たり前のことなのですが、通話料金が発生せずに話せたり、チャットができるのは驚きました。今、その当時を思い出すと、ちょっと"いい気分"になれるのです。同じように、これからスマートウォッチはどんどん進化すると思いますが、筆者は「ZeWatch2」を思い出すでしょう。
「ZeWatch2」はiPhoneでもAndroidでも使えて、価格は1万1990円(税込)。気軽にスマートウォッチの機能を試せるので、入門に最適です。公式サイトの動画は「ZeWatch2」の機能を分かりやすく紹介しているので、必見です。
「ZeWatch2」で電話をかける
まずはじめに、印象に残った2つの機能を動画と一緒に紹介したいと思います。
「ZeWatch2」では、緑ボタンを2回押すことで、前回発信した番号にリダイヤルすることができます。その様子を動画で紹介します(リダイヤル先は筆者の自宅で、室内に電話機があります)。
また、着信に応答する場合は緑ボタンを1回、拒否する場合は赤ボタンを1回押すことで対応できます。通話を終了する場合は、赤ボタンを1回押します。
実際に通話を試してみましたが、相手にしっかり声が届くようです。相手の声は「ZeWatch2」を通じて認識することができるので、スマートフォンを使わずに通話することもできました。
音声操作で音楽を再生する
「ZeWatch2」で音楽を再生している動画も紹介します。「ZeWatch2」では、ペアリングされたスマホに保存された音楽をストリーミングできます。音声操作は、緑ボタンを長押しすることで実行できます。
※音声操作はSiriに対応しているiOS 7以降の端末およびGoogle Nowに対応する一部のAndroid 2.3以降の端末で利用できます
「ZeWatch2」の主な機能と特徴
「ZeWatch2」は運動や睡眠の管理が可能で、マイクとスピーカーを内蔵しています。主な機能と特徴は、次の通りです。
- 時刻表示
- Bluetooth
- 電話への応答、着信の拒否
- 着信の情報を表示
- SMS受信のお知らせ(Android限定)
- スマートフォン紛失防止機能
- 音楽再生コントロール
- マイク、スピーカー内蔵
- 歩数計
- 移動距離測定
- カロリー消費量の計測
- 睡眠のモニタリング
- スケジュールのリマインド設定
- 運動量のゴール設定
- 活動量モニタリング
専用アプリをインストール
「ZeWatch2」はAndroidとiOSに対応します。利用する場合はアプリをインストールし、設定する必要があります。アプリを起動後に「サインアップ」で登録し、Bluetoothでスマホと「ZeWatch2」を接続します。
「ZeWatch2」は1日を通じて歩数、移動距離、消費したカロリー、睡眠時間を計測することができます。また、1日、1週間、1カ月ごとの詳細なグラフを表示することもできます。
「ZeWatch2」の主なスペック
「ZeWatch2」は重さが35gと軽く、1時間30分の充電で3日間動きます。防水機能はありませんが、動作温度は-10℃〜+60℃です。
カラーはBlack、Blue、Greyの3種類。これから進化していくウェアラブル端末を試してみたい人にオススメです。
価格 | 1万1990円(税込) |
高さ | 59mm |
幅 | 30mm |
厚さ | 9mm |
質量 | 35g |
カラー | Black、Blue、Grey |
バッテリー種類 | リチウムイオン130mAh |
バッテリー寿命 | 3日 |
充電時間 | 1時間30分 |
メモリ | アクティビティ7日分 |
ディスプレイ | OLED |
センサー | 3軸加速時計 |
動作温度 | -10℃〜+60℃ |
防水性 | なし |
国際保証 | 1年 |