ホンダが、シビックやCR-Vなどの車載インフォテインメントシステム「Honda Connect」にAndroidを採用し、NVIDIA製のTegra 3プロセッサを搭載することが明らかになりました。
Honda Connectが2015年より登場
インフォテインメントシステムとは、クルマに「インフォメーション」と「エンターテインメント」の機能を提供するもの。ナビゲーションや位置情報サービスをはじめ、ネット接続、音楽や映像などマルチメディア再生、音声認識などを総合的にサポートします。
今回のHonda Connectは、Googleが開発中の車載プラットフォーム「Android Auto」とは異なるようですが、ホンダは自動車へのAndroidプラットフォーム搭載促進を目指す業界団体「Open Automotive Alliance (OAA)」の初期メンバーとして参加しています。
Honda Connectでは、7インチの静電容量式タッチパネル採用し、Android 4.0.4が実行されます。スマートフォンと同様にピンチ、ズーム、スワイプといった操作がおこなえ、ホーム画面は「スキン」が用意され、ユーザーの好みにカスタマイズもできます。
音楽やラジオ、カーナビ(Garmin Navigator)など各種位置情報サービスが利用できるほか、ニュースやSNSのニュースフィードをチェックしたり、駐車用のバックモニターなどの機能を備えます。
さらに、独自アプリストアHonda App Centerから、必要なアプリをダウンロードして追加することも可能です。スマホとBluetooth接続することにより、ハンズフリー通話にも対応します。
このHonda Connectを標準搭載したCivic、Civic Tourer、CR-Vが、欧州市場で2015年から発売される予定です。なお、他の市場での発売などについては、現在のところわかっていません。