大物ルーキー「ATOK for iOS」、アップル流に泣かされる

ATOK for iOS

9月22日、iPhoneユーザー待望の日本語キーボードアプリ「ATOK for iOS」(1,500円、iOS 8対応)がリリースされました。iOS 8からサードパーティ製キーボードを導入できるようになり、開発中であることを発表する前から期待を集めていました。そして現在、良くも悪くも話題になりつづけています。

リリース当初から、笑える定型文が用意されている点がさまざまなメディアで取り上げられ、バズ・マーケティングの側面ではスタートダッシュに成功したと言ってよいでしょう。

ATOK for iOS

しかし、肝心の機能面では、ユーザーを満足させられていないようです。App Storeのレビューは星2評価。「ほんとにデバッグしたの?」「完全に割高」「これからの改善に期待します」などと辛口のレビューが並んでいます。

iOS 8による機能制限、App Storeの制限、iPhone 6の高解像度化、iOS 8発表からの短い開発期間などが、厳しい評価を受けている要因となっています。Twitter公式アカウントはユーザー対応に追われている状況です。

【追記 2014年12月9日 18:15】

9月下旬にリリースされたATOK for iOSですが、その後、着々とアップデートを重ねています。

擬似的ながらインライン入力を実現するなど、少しずつですが開発元のジャストシステムはユーザーからの要望に応えているようです。