イオン、月2,980円でNexus 4+通信使い放題+通話 中途解約金なし

イオンのスマートフォン

イオンは4月4日より、月2,980円で端末代と定額通信、通話基本料をセットにした「イオンのスマートフォン」を発売する。日本経済新聞が報じた。

各社のスマホ料金に少なからず影響か

端末にはGoogleとLGが開発したNexus 4を採用し、端末代は34,080円で月1,420円×24回払いとなる。現在の一般的な販売価格よりも10%強安いという。

これに、通話基本料と使い放題(3G)の通信料がセットになった日本通信のSIMサービス(月1,560円)を組み合わせ、月々2,980円の格安で提供。ただし、通話には30秒20円が別途かかる。

通信速度は最大200kbpsにとどまり、メールやSNS利用、サイト閲覧など用途は限られるが、大手キャリアの一般的な定額通信料+通話基本料の半分以下に抑えられている。

中途解約料をとらない

現在、大手キャリアではスマホは割引プランの2年単位の契約が主流となっているが、いずれも1万円近い中途解約金が課される。これに対し、同サービスでは解約金はかからないのも魅力(ただし、端末代の未払い分の返済は必要)。

取り扱いは、携帯電話売り場がある全国のイオン約170店で行い、端末とSIMカードの販売、店頭での設定サービスを一括して提供する予定。MNPにも対応するという。

月額負担7,000円前後に高止まりする大手キャリアと比べ半分以下の格安料金と、全国に直営売り場を擁しMVNO各社との違いを強みにする「イオンのスマートフォン」。流通最大手イオンの参入は、現行のスマホ料金に少なからず影響を与えそうだ。

追記(3/31)

イオンのスマートフォン

日本通信およびイオンは31日、「イオンのスマートフォン」の提供について正式に発表した。まずは8,000台限定で4月4日より販売し、予約を4月1日から受け付ける。

主なサービス内容は上記の通り。

ただし、初期費用としてSIMパッケージ代3,000円が必要となるほか、高速で通信を使いたい場合には、月ごとに適用できる3GBの高速データオプション(月額1,560円)や、使用したい時だけ高速通信を利用できるTurbo Charge(300円/100MBまたは1,200円/500MB)も用意される。